卒業生の声 憧れの先輩方からのメッセージ

信愛で何を学び、社会に役立てているのでしょうか。
信愛で学び、巣立っていった憧れの先輩方からのメッセージを紹介します。

MESSAGE

吉田 羊さん女優

人生に無駄なことは何一つない。
信愛で、あなたの人生に一石を投じる
「ご縁」がありますように。

こんにちは吉田羊です。突然ですが、私にとって女優は「夢」ではありませんでした。それどころか、具体的な目標もなくただ漫然と日々を過ごしていた久留米時代ーそんな私の中にあった二つの確かなこと。それは、演じるのが好きだったことと、「自分は何かを成し遂げるんだ」という根拠のない自信(笑)。しかし傍目にはバカらしいことでも、熱意は人を動かしていくもの。かくしてお芝居の世界へ飛び込み、小劇場の舞台、TV・映画などの映像世界へと歩を進めていくわけですが、ある日、自分に女優を選ばせた原体験があることにふと気付く。それは、信愛高3年の時に任された体育祭の応援団長でした。その時の、仲間と力を合わせて演舞や衣装をゼロから作り上げる体験は「ものづくり」の面白さを、後輩から慕われる体験は「他人に評価される」嬉しさを教えてくれました。いずれも、女優にとって大きな醍醐味となる要素です。
また、今最も感じること、それは「ご縁」を頂き自分は立たされているのだということ。応援団長に選ばれたのもご縁の一つ。人生に無駄なことは何一つないのだと、大好きなお芝居をしながら感謝する日々です。どうかこの信愛で、あなたの人生に一石を投じる「ご縁」がありますように。

安達 阿記子さんロンドンパラリンピック
ゴールボール金メダリスト
(2002年 卒業)

夢は思い続け、言葉にし、諦めず、
行動し続けることによって必ず実現できる。

私はピアニストになるのが夢でした。しかし、19歳の時に両目の視力をほぼ失い、ピアニストの夢を諦め、自暴自棄になってしまいました。そのときに母からの一言「いつまでだらだらしているの」で目が覚め、自立を目指して福岡視力障害センター(福岡市)に入所し、22歳の時にゴールボールに出会いました。ゴールボールを始めてからは、07年にブラジルの世界選手権に控え選手としての出場、そして08年の北京パラリンピックへの出場と順調だったのですが、私の選手生活の転機となったのは、この北京での惨敗でした。参加国8カ国中7位の成績に「すごく悔しくて、次は絶対金メダルを取る!」と誓いました。それからはもっと強くなる為に「思いの共有・コミュニケーション・心の声を出す」をいつも心に留め、チームメイトとの絆を深めていく努力をしました。これらのことは私が信愛生の時に先生から教えて頂き、信愛で学んだことです。信愛女学院での学生生活を通して、勉強だけではなく、人として、また女性として、心も成長できたのだと思います。そして北京から4年後、ロンドンパラリンピックではチーム全員の努力が実り、念願の金メダルを摂ることが出来ました。

山本 由美さん東北薬科大学教員 薬剤師

「規則正しく生活する」ことの
大切さを学びました。

小学生の時、私は本が好きだったことから自分は文系だと思っていました。ですが信愛女学院中学校での授業を受けることで、「理論的に考えること」が自分の好きな「本を読みストーリーを楽しむこと」とも近いのだと実感し、理系の進路をとりました。信愛での学校生活は規則正しくこつこつと勉強できる環境にあり、私は中学・高校の6年間無遅刻無欠席で、塾に行かなくても九州大学薬学部に現役合格できました。そして九州大学も首席で卒業できましたが、これは信愛での6年間で培った「規則正しい生活」を大学でも継続できたからだと思います。皆さんも日常生活も楽しみながら、こつこつと勉強する習慣をつけてみませんか。素敵な後輩が増えることを願っています。

林 亜紀さんひまわり眼科 眼科医

親子2代信愛生。
充実なカリキュラムと熱心な先生たち

ここ信愛に2世代に渡りお世話になっています。在校中は熱血で生徒思いの先生方にご指導頂き、校外活動も活発で奉仕の精神についても学びました。団結力のある明るい級友達にも恵まれ今の私があると思っていましたので、娘達にも母校への進学を勧めました。先生方の熱心さは今も変わりませんが、現在は中高一貫となり以前よりもずっとカリキュラムも充実しています。未来に羽ばたく女性育成を、今後も続けて頂けると思います。

永本 ひかるさんハンガリー国立大学
(センメルワイス大学)医学部

「初志貫徹!」
グローバルに活躍できる医師を目指す。

在学中は新コース一期生ということで、パイオニア精神でさまざまな活動にチャレンジしました。中学時代には生徒会長として人前に立ち、様々な行事を運営していくという経験をして大変勉強になりました。
信愛は国際色豊かな活動も多く、中学校ではイングリッシュキャンプやニュージーランドホームステイを、また、高校ではカナダホームステイを通じ、積極的に英語でコミュニケーションを図る姿勢が自然と身についたと思います。もともと外国語や文化に興味があり、韓国語も独学で学んでいました。韓国福者女子高校との交流会ではリーダーとして韓国語でスピーチをしたのも忘れられない思い出です。
高2のときには「日本の次世代リーダー養成塾」に参加し、日本各地から集まった多くの仲間たちと意見を交わしながら、広い視野を持って将来のことを考え、今日に繋がる貴重な体験になったと実感しています。当時のリーダー塾生が既に世界中にちらばっており、いろいろな情報が入るのでとても助けられています。実際ハンガリーの進学先でも、偶然そのときの仲間がいることが判明しました。
他にも、グループ小論文で産科医療について真剣に友達と学んだこと、文化祭でK-POPに併せてダンスステージを楽しんだことなど、どれもかけがえのない信愛での思い出です。
英語圏の学校に限定しない留学や進学、そして海外大学進学を目指す皆さん、英語は信愛で十分学べますし、留学すれば英語は必然的に話すことになります。海外進学には周囲の反対もあるかもしれませんが、目標があれば道は開けると思っています。「初志貫徹!」在学中は勉強と関係のないことでも、何でも一生懸命やることが大切。学んで無駄なことは何もない、と今実感しています。
将来は女性ならではの視点を持って医療現場に携わることができればうれしいです。「国境なき医師団」のようにグローバルに活躍できるようになりたいと思います。中学校で新設の医進コースに入学して以来ずっと医学の道を志してきました。これから始まる生活に緊張していますが、夢の実現に向けて前進あるのみ!と思っています。

田中 佑佳さん立教大学
経営学部 経営学科

久留米信愛は、
高い目標を持った仲間と頑張ることができる学校です!

私は、将来、国際関係の仕事に携わりたいと考え、長期留学制度があり英語教育に力を入れている信愛への入学を決めました。2年次の夏から約1年間アメリカに留学し、他では経験できないたくさんのことを経験して、視野を広げ、将来に生かせる英語力やコミュニケーション力を高めることができました。また、信愛の選抜コースは少人数制であるため、生徒一人ひとりに対する先生方のサポートが手厚いのも魅力の一つです。そして、国公立大学や難関私立大学合格という高い目標を持った仲間と一致団結し、日々頑張ることができます。信愛は、一人ひとりが様々な場面で輝くことのできる学校です。You can find yourself reborn. Welcome to Shin-ai!