2023年01月01日

1月の読書のテーマは?

幅広い世代に支持され、国内外で高い評価を受けているジブリ作品。

『風の谷のナウシカ』『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』…など、みなさんもその作品が次々と頭に思い浮かぶことでしょう。

息もつかせぬ展開から、涙がこぼれそうになる場面まで、ジブリ作品の数々には、何度観ても心を揺さぶられます。

映画を観ている時は夢中だけれど、不思議なことや謎も多いジブリ作品。解説本なども多数出版されており、読むとさらに深く作品を味わうことができます。

たとえば、『風の谷のナウシカ』に登場するクシャナや『もののけ姫』のエボシは、いわば敵役なのに、なぜか人気が高い人物です。

『ジブリアニメを心理分析』(清田予紀著 三笠書房 2021年)では、2人の魅力の理由の一つとして、どちらも「優秀なリーダーである」という点を指摘していました。

著者は、優秀なリーダーの資質として、「自信(自尊感情)があり、息の長いリーダーシップを発揮できる人」など9つのポイントを挙げ、クシャナもエボシもそれらをほとんど満たしていると分析しています。(9つのポイントはスタンフォード大学の心理学者、スティーヴン・マーフィ重松博士のまとめによる)

ほかにも、読むほどに「そうだったのか!」と発見があってすっきりすることがあったり、さらに感動がよみがえったりして、もう一度ジブリ作品を観たくなります。

本と併せて、ジブリ作品を2倍楽しみませんか?