2023年04月01日

4月の読書のテーマは?

今月の読書のテーマは「宮沢賢治と金子みすゞの詩を読もう」です。

 

彼らは国語の教科書や公益社団法人のCMによって知られています。しかし、短命だったこと、生前は無名だったことをご存知でしたか?それでも彼らの作品が現代でも読み継がれているのは、ストーリーや言葉がわかりやすいのに美しく、豊かなイメージに満ちて、人を思う優しい気持ちや人間の生き方の理想を自ら追求する思いにあふれているからではないでしょうか。

 

彼らの詩を読むと、読む人の想像力を駆り立てる表現や言葉の特徴を生かしたリズムなどを感じると思います。

 

すばらしい文学作品は人々の感性を磨き、創造性を刺激してくれます。宮沢賢治や金子みすゞの詩を読んで、自分で詩を作ってみてはいかがでしょう。感情や思いを整理することで自分自身を知り、それをどんなふうに書こうかといろいろ考えてみることによって、新しい言葉や文学が生まれてくるのだそうです。(『こころのひらくとき 詩をつくりたいあなたに』竹内てるよ著・創隆社 参考)

 

また、宮澤賢治、金子みすゞという人物を知ることで、その作品が生まれたときの背景や思いを、より深く理解できるかもしれません。

 

おすすめの本2冊を以下に挙げました。ぜひ図書館で手に取ってみてください。

 

  • ●『宮沢賢治詩集(読んでおきたい日本の名作)』(教育出版)
  • ●『わたしと小鳥とすずと(金子みすゞ詩の絵本 みすゞこれくしょん)』(金の星社)