今月の読書のテーマは「日本と世界の服装についての本を読もう」です。
人の服装は、居住地域の自然や、環境の影響を受けています。
ですから、世界各地の服飾史を知ると、気候や風土、人々の価値観、宗教、生活技術、社会構造などが見えてくるのです。
現在では、文化の混合や科学技術の進歩で、より快適で美しい衣服も作られ、広く着用されるようになりました。しかし、各民族の特色ある衣服が、日常であまり見られなくなったことは、残念なことでもあります。和服もそのひとつですね。
伝統的な衣服はもちろん、現代のものも紹介した服装についての本が、図書館にはたくさんあります。写真やイラストも豊富なので、眺めるだけでも楽しめますが、他民族、異文化理解のよいきっかけや材料にもなるでしょう。
世界の人々の、知恵や美の結晶の一つである服装の世界に触れてみませんか。