今月の読書のテーマは「出会いをテーマにした作品を読もう」です。

1年前、とくに当時の新入生は、新しい友だちや先生とマスク姿で出会いました。いまだに、よく顔を見ていないという人もいるかもしれません。そして、出会いの多い４月がめぐってきました。初対面など、人に良い印象を与えるには笑顔が基本です。口元はマスクで見えなくても、口角を上げましょう。また、そうすることで脳が楽しいと判断して、気分も上がるそうです。

本との出会いも笑顔と楽しさをもたらしてくれます。『バッテリー』（あさのあつこ著・教育画劇）という物語の主人公、巧(たくみ)には中学入学直前の春休み、同い年の豪(ごう)と最高の出会いがありました。ふたりはぶつかり合い、高め合いながらバッテリーもこころも成長していきます。もしかすると、最高の出会いとわかるのは今ではないかもしれませんが、出会いはクラス、部活、係活動はもちろん、図書館にもあるはずです。みなさん、探しに来ませんか？