2022年08月01日

8月の読書のテーマは?

今月の読書のテーマは「探査について調べてみよう」です。

 

「探査」とはまだ十分に知られていないことをさぐって、ようすを調べることを意味します。地球や宇宙を探査することで、天気予報が可能ですし、今いる場所も特定できます。それを実現させているのが探査機なのです。
「小惑星探査機はやぶさ2」(通称「はやツー」)をご存知ですか。「はやツー」は小惑星リュウグウへ着陸し、石や砂を採取することに成功しました。それらの物質を分析することで、太陽系の成り立ちや地球の生命の起源はどこにあるかをさぐる手がかりになると期待されているのです。
もう一つ紹介したいのは、「地球深部探査船ちきゅう」です。「ちきゅう」の役割は海底下を掘りすすみ、岩盤や地層を細い柱のようにくりぬいて船上に持ち帰ることです。海底のなかで起きる地震や火山噴火のしくみ、海底資源のことを知るために活躍しているのがこの船です。
「地球の過去や現在がわかれば、未来も少なからず知ることができる。そこから、わたしたちがやらなければならないこともみえてくるはずだ。そして地球を知れば、月、火星や金星など、太陽系のようすも見えてくる。」(『深く、深く掘りすすめ!<ちきゅう>』山本省三著・くもん出版 115pより)
探査機の歴史や役割をしらべることで、私たちの生活にも密接に関わっていることがわかります。地球や宇宙の謎が日本や世界の高い開発技術で明らかになっていくのは驚かされます。みなさんも探査機に関心を持ってみませんか。