2024年08月01日

8月の読書のテーマは?

今月の読書のテーマは「盲導犬の活躍を知ろう」です。
視覚障がい者の「目」となって、安全かつ快適に誘導する役目を果たすのが盲導犬です。盲導犬はまずブリーダーという生ませの親がいて、パピーウォーカーという育ての親にある程度まで愛情深く育てられ、そして訓練士によって「盲導犬」として人間社会に貢献できます。
『盲導犬クイールの一生』(石黒謙吾著・秋元良平写真/文藝春秋)という本には、タイトルどおりクイールという一匹の盲導犬の生涯が書かれています。盲導犬は「原則的には盲導犬に適している血統をもつ親犬どうしを使って計画的な繁殖を行う」そうですが、クイールの場合、父親は盲導犬、母親は家庭犬でした。しかし落ち着きのあったクイールはブリーダーの希望もあり、盲導犬候補として訓練を受け、立派な盲導犬になることができました。この本では、写真からもクイールの生活やその時の飼い主たちの思いを知ることができます。また、訓練の成果なのですが、犬も自分で考えて行動していることに驚かされます。
盲導犬のことを知ることができる本は他にもあり、図書館の3-3(障がい者福祉)の書架にそろえてあります。そして、盲導犬に対する理解を深めませんか。