今月の読書のテーマは「聖書について知ろう」です。
「歴史書」「神の言葉」「イエス・キリストの生涯」「手紙」など、聖書の内容は実に多岐にわたります。
読んでいるうちに、「誰が書いたのだろう?」「これは本当に起こったことなの?」「何語で書かれているの?」といった疑問が湧いてきたことはありませんか?
そんな時には、聖書の研究書を手に取ってみることをおすすめします。疑問の答えが見つかったり、自分の思い違いに気づいたりと、きっと何かしらの発見があるはずです。
また、キリスト教文化圏を理解するうえでも、聖書の知識は欠かせません。聖書由来の言葉や習慣は、日常会話や文学、映画の表現に頻繁に登場しますし、聖書を題材にした芸術作品も数多く存在します。世界の歴史を知るためにも、聖書について学ぶことは重要です。実際、日本も16世紀以降、聖書に由来する文化や思想の影響を受けてきました。
学ぶうちに、謎が解けてすっきりしたり、楽しい気持ちになったりするかもしれません。たとえば、自宅に飾ってある絵画や、知っている人の名前、あるいは何気なく使っている言葉が、意外にも聖書に関係していたとしたら、ちょっと面白いですよね。
図書館では、そんな発見につながる本を展示中です。この機会に、聖書への理解を深めてみませんか?
参考文献
『知れば世界が見えてくる!やさしくわかる聖書の教科書』市川裕監修 ナツメ社 2025
『図解眠れなくなるほどおもしろい聖書』渋谷甲博著 日本文芸社 2019
『聖書についての101の質問と答え』レイモンド・E.ブラウン著 女子パウロ会1995