2020年01月01日

1月の読書のテーマは?

今月の読書のテーマは「日本文学の女性作家研究の本を読んでみよう」です。

古来日本では、女性の歌人や作家が、多くの優れた文学作品を生み出してきました。万葉の歌、平安朝の物語、随筆、和歌、日記文学などがあり、それらは現在も読み継がれ、読者を魅了しています。

しかし武家時代・封建時代では、女性の文学の才能は抑圧されてきました。明治維新後にあっても、貧しさや周囲の無理解、家族との離反、病気、恋愛、政治運動など、女性作家たちはたいへんな苦労をしながら活動しています。

不自由な時代、女性の自立と自己実現のために奮闘した方たちのおかげで、現代はぐっと自由な時代になりました。ベテラン作家はもちろん、現役の学生ながら文学の才能を発揮し、若い感性で日本の文学界を彩る女性作家も出ています。

この冬、興味のある女性作家に関する本を、探しに来ませんか? その生き方や生涯は、小説よりドラマチックかもしれません。