2025年11月01日

11月の読書のテーマは?

2025年 11月テーマ 「少年法と少年犯罪について考えよう」

 今月の読書のテーマは「少年法と少年犯罪について考えよう」です。
「どんな経験にも意味がある」「無駄なことはない」とよく言われます。
 しかし、犯罪の加害者や被害者となってしまった人々の苦しみは、言葉では言い表せないほど深いものがあります。
 多くの人にとって、犯罪は「自分には関係のないこと」と感じられるかもしれません。けれども、実際に事件の当事者となった少年・少女たちの背景を見てみると、ほんの些細なきっかけや、気づかないうちに一線を越えてしまっていたというケースが少なくありません。
 少年法の厳罰化によって、犯罪の抑止につながると考える人もいます。しかし、それだけで問題が解決するとは言いきれないでしょう。
 大切なのは、犯罪が起こってしまってからではなく、未然に防ぐことです。私たちの置かれた環境や心理状態が、どのようなときに犯罪へと向かってしまうのかを知り、対策を講じることで、犯罪を防ぐ可能性は高まります。