今月の読書のテーマは「長編作品を読もう」です。
夏休みです。中高生は課外や部活、短大生は学外実習などがあるものの、時間に少し余裕があるのではないでしょうか。学校生活・親子・兄弟・友人関係など日常を振り返るのもいいかもしれません。重松清の作品は中高生の悩みや社会問題などがリアルに描かれているものも多いです。共感できる場面や心に残る文章が見つかるかもしれません。
「大切にしているとさあ、それが奪われたり壊されたりすると悲しいでしょ。大切なものがあるから悲しい目に遭うんだと思うのね、みんな。だったら、大切なものなんか何もないんだって、そう考えたほうが、楽でしょ」(『疾走』 重松清著 角川書店より)
皆さん、長編作品を図書館に探しに来てください。気になる一冊が見つかるかもしれません。