2021年02月01日

2月の読書のテーマは?

今月の読書のテーマは「明治の文豪に触れよう」です。

文豪というのは「文学のうえで非常にすぐれた人、大作家」のことです。
 
明治政府は外国にも劣らない日本をつくるため、西洋のモノや文化を取り入れていきました。欧米化の始まりです。文学では「言文一致」という文体の改革が行われたのがこの時代でした。当時、『吾輩は猫である』はわかりやすい文章の傑作といわれたそうです。また、それと並ぶ『舞姫』も上品な文体が新しいとされました。
 
夏目漱石や森鴎外の作品は教材としても使われている不朽の名作で、教科書で取り上げられていない作品も聞いたことのあるタイトルが多いです。近代に書かれ、今なお残っているということは、読むべき本といえると思います。
 
明治時代、彼らのように評価された作品を書いた人は他にもまだいます。坪内逍遥、二葉亭四迷、樋口一葉…。昔を感じさせない物語をぜひ味わってください。