2021年11月01日

11月の読書のテーマは?

今月の読書のテーマは「森林の大切さについて知ろう」です。
 

森林が、どんどん破壊されているという現実。
「森を守らなければ」と、できることを心がけている人がどれくらいいるのでしょうか。
この機に、私も森林についての本を読んでみました。そして思ったのが、「森林の豊かさや大切さ、そして逼迫(ひっぱく)した状況を、知っているようで知らなかった」 「経済を優先する私たちの社会の在り方が、森林だけでなく、地球全体の環境を悪化させ、多くの人を苦しめている」 ということです。
また、『しんしんと、ディープ・エコロジー アンニャと森の物語』(アンニャ・ライト、辻信一著 大月書店 2010)という本には、こんな言葉がありました。

「でも、自分に向き合うのは勇気のいることです。曇りのない目で見れば、世界に起こっているたくさんの悲惨なことも見えてくるから。逆に、世界には希望が溢れていて、一人ひとりの中にものすごいエネルギーがみなぎっていることにも気づくことができるはずです。」 
私たち自身が引き起こした多くの問題、それを直視するのは、アンニャさんが言うようにとても勇気がいります。
それでも、安心して暮らせる美しい環境を取り戻すという希望を、私たちは持つことができるのではないでしょうか。
その希望を増やしていくひとつとして、「森林について正しく知ること」を、提案します。本であれば、自分のペースで、時に考え込みながらじっくりと読み、なぜ森林が大切なのか、知識と考えを深めることができます。そして、森林を守る行動に反映させることもできるでしょう。

上記の言葉の続きに、「絶望しないで、あきらめないで」とありました。
森林についての本を読むことも、希望を溢れさせるきっかけになれる、と信じています。図書館に、探しに来ませんか?