今月の読書のテーマは「日本のお城について調べよう」です。
　
「日本史に詳しくないとお城を見てもわからない・つまらない」。あるいは、「近くにお城なんてない」とも思いこんでしまいそうですが、ためしにインターネットで「〇〇県　城」で検索してみると…。意外と多くの城・城跡の情報を得ることができます。

「天守（階数が高く、屋根がたくさんある大きな建物）」もなく、観光地として有名でなかったとしても、城があった場所には、石垣、土塁、濠など遺されたものがいろいろあるのです。

お城のことを調べていくうちに、近くの城跡に出かけてみたくなるかもしれません。

そこを歩きながら「歴史上の人物と同じところにいる」という感慨にひたったり、お城の構造や使われ方を知って、何百年も昔に生きた人との共通点や知恵に感激したり、楽しみ方はいろいろです。

単に暗記で覚えた歴史のことがらが、いつしか自分の頭の中でつながっていく喜びを得ることもできるでしょう。

日本のお城について調べ、楽しみを増やしていきませんか。

参考文献：荻原さちこ『お城へ行こう！』岩波書店　2014