2023年07月05日

7月の読書のテーマは?

今月の読書のテーマは「星座について知ろう」です。

何百年も前、晴れた新月の夜には、ほとんどの場所で満天の星が見えたことと思います。

しかし電灯の普及とともに、星が見える世界はずいぶん小さくなってしまいました。

 

題名は失念しましたが、外国の砂漠で星月夜を体験した人が書いた本に、このような言葉がありました。

「この星空を毎日のように見られる人と、めったに見られないから感動できる人では、いったいどちらが幸せなのだろう?」

私にとって、考えるたびに悩んでしまう問いかけです。でも市街地に住む人なら、「めったに見られないから感動できるのだ」と考えるほうがいいかもしれないですね。

 

それでも、市街地であっても肉眼で見える星もまだまだあるもの。『知識をひろげる まなぶっく図鑑 星座』(石川勝也著 メイツ出版 2006:当館蔵書)によると、時期と場所を選び、コツをつかめば、代表的な星座を見つけるのは難しいことではないそうです。

ただし星座を探すときは、コツはもちろんですがまずは安全確保が大事です。夜間の怪我や事故を防ぐにはどうしたらよいのか。本で確認し、しっかり準備することをおすすめします。

 

星・星座は、いつの時代も私たちを惹きつける存在です。

特に昔は、時刻や方角、季節を知る大事な手がかりでもありました。生活の利便のことだけでなく、星座にまつわる物語や絵画、歌曲などもたくさん創作されています。つまり、星座を知ることは人類の歴史や文化を知ることにもつながるのです。

あなたなら、どのような観点から星座に関する本を探したいですか?