今月の読書のテーマは「コナン・ドイルの本を読もう」です。

コナン・ドイルは、イギリスの小説家です。代表的な作品は「シャーロック・ホームズ」のシリーズです。この小説は120年以上前に出版された本で、推理小説の原点とも言われています。みなさんの中にも読んだことあるという人は多いと思います。信愛図書館では『岩波少年文庫』や『講談社青い鳥文庫』（書架1-1所蔵）の形態が人気です。ロンドンが舞台で、19世紀のイギリスの街の雰囲気を感じとることもできる一方、私立探偵のホームズが持ち前の洞察力・推理力で事件を明快に解決してくれるので、読んだ後、霧が晴れたような気持ちになります。

「シャーロック・ホームズ」で知られるコナン・ドイルですが、『ロスト・ワールド』というSF小説や『白衣の騎士団』という歴史小説も書いています。

推理小説はワクワク感の持続でストーリーに引き込まれ、歴史小説は史実に沿って書かれているため、過去を学ぶことができます。このようにジャンルの特徴によって本の世界への入り込み方は違いますが、読書のきっかけづくりになるでしょう。

コナン・ドイルの作品を読んだことのない方には「緋色の研究」（シリーズの1作目）から手にとることをお勧めします。そして、『シャーロック・ホームズ全集』（全14巻、偕成社）読破にチャレンジしてみませんか。